大方の予想では雨で中止となりそうでしたが、さすが甲子園球場...。整備が
完璧で、９回表裏終わるまで なんとかグラウンド状態を持たせてくれました。

試合は、雨はそれほど強くもなく､1万７千人が見守る中、オープン戦とは言え
伝統の一戦ということで、巨人 ３ － １ 阪神と､僅差で巨人が勝利しました。

先発は、このところやや不安があった左腕・今村で、今日が阪神戦ともあって
アピールのしどころでもあり、初回からかなり力が入った投球でした。

その初回、力が入り過ぎたのか、１､2番をポンポンとアウト２つを取ったのは
良かったけど、3番･福留に四球を出すと、4番･マルテにヒット､ 5番･糸原四球
と、二死満塁の大ピンチを迎えてしまいました。　しかし、6番･木浪を投ゴロ
に打ち取り３アウトチェンジとなりました。 だいぶ落ち着いて投げてました。

その後は５回まで無難に投げて、先発･今村は...無失点での結果が出せました。
５回を､打者２１人、被安打３、与四球３、奪三振１、失点･自責点は０でした。
与四球３が課題で、再度「制球力の精度アップ」を目標に投げ込みが必要です。
四球は相手に出塁を許すことでヒットと同じ...､その意味では被安打６でした。

二番手は、昨日も投げた宮国が､追試登板でした。 ６･７回と２回投げて､打者
６人でまとめました。つまりパーフェト･リリーフ。（実際は１失策、１併殺）
一軍へ残れるかは微妙な位置だと思います。 本当に五分五分といったところ。

三番手は、左腕･中川...。こちらは１回を投げ、センターフライ、見逃し三振､
センターフライと ３人で切って取りました。 ナイス・リリーフでしたね。
中川は先発の可能性もありますが、リリーフでの役割を狙っているようです。

そして最後は、このところ快調な桜井... でしたが、安打、三塁打と続けられ
１失点しました。しかし、この１点で止め、桜井には「セーブ」がつきました。
開幕一軍の切符は貰えそうな感じですね。あと２～３回の登板が有るかも...。

打撃陣は、昨日 休んだ主力組が、今日は 出場しましたが内容はお休みでした。
いや...､ゲレーロが 最終回に 左翼スタンドへ見事な「アーチ」を架けました。

先制点は、５回、一死後...中島、陽岱鋼と安打が続き、８番・石川が 適時打
となる二塁打を放ち、中島が生還して先制しました。　更に、一死・二三塁で
続く..炭谷の ニ塁ゴロの間に、陽岱鋼が還って１点追加。２ - ０としました。

これで 石川は、オープン戦打率が .３８５となり､一軍に踏みとどまれるか...
どうかというギリギリの線で粘っている状態です。　その他、大城も.４５５、
吉川大も.４００と､この辺は一軍が見えて来ているレベルです。　

明後日からの ソフトバンク三連戦での結果が、その他の選手含む若手選手らの
開幕、「一軍生き残り」チャンスの場と言えそうです。
この１２日からの ソフトバンク三連戦が終わった辺りから一軍選手の絞り込み
が始まり､開幕へ向け『本番』に近いカタチでのオープン戦になるかと思います。

先発投手は６人、中継ぎ･抑え投手は７人、捕手は３人＋１人(阿部)、内野手は
６人、外野手が６人 ... 合計 ２９人 という登録メンバー枠 を予想しています。
ただし、開幕カードは 登板する投手が決まっているので２カード以降の投手は
登録されないのが普通で、野手を増やしたりと､この辺りはどうなるかの予想が
つきません。 極端を言えば、開幕試合の先発投手は菅野１人で足りるわけです。
翌日に、２戦目の投手を登録して、野手を１人落とす...とすればいいので...。

※一軍登録は...、登録したその日から出場が可能ですが、抹消したら10日後に
　しか 再登録できない ので、次回の出場予定(登録日)を考慮して、抹消とかも
　しないといけません。外国人枠４の問題は､２人を１０日間交代で登録･起用
　という方法で、５人の外国人を回して出場させる方法もあります。

現在３５人ぐらいのメンバーでオープン戦を戦ってますが、２９人に減らすと
なると...、非常に残念ですが、６人ぐらいは二軍へ落ちることになります。
さて、誰が 一軍から落ちていくのか、ソフトバンク三連戦で見極めましょう。