gigantic-soldierのブログ

野球ブログ村・読売ジャイアンツファンの想い

今日も良いお天気! 明るいサンマリンスタジアム。

今日は、第1クール・4日目です。 テレビ中継では「捕手陣」の
フリー打撃から始まりました。 昨日実施の「紅白戦」で 二軍の
大城選手が活躍し、急遽、本日より一軍合流となって、捕手陣は、
阿部・炭谷・小林・大城と 4人体制となりました。


大城捕手は、昨年、新人ながら一年間、一軍に帯同して、打撃力
の魅力を発揮し、今年も一軍 確定のような感じでした。
ところが、西武の名捕手・炭谷選手がFAで入団...、大城選手は
今季キャンプは二軍スタートとなってました。


今年は、大補強...とか言われてますが、それ程とは思いません。
過去にも、もっと大きな補強がたくさん有りました。
勿論、結果は... やってみなきゃ分からない...のが本当です。
優勝した時もあるし、まったく機能しなかったこともありました。


今年も同じだと思いますよ。だけど、内容的には良かったですね。
球団の方針に文句言う筋合いは無いけれど、私見を正直言えば...、
まぁ...、丸選手ひとりでも良かった、かな...とも思ってます。


これは、ライバルの力を削ぐ効果と、自軍のレベルアップに大きな
ピースとして、ぴったり ハマるからです。差異は2倍になります。


私は、戦う場合においては... 必ず「戦略」が無ければいけないと
考えております。 そうです。勝つために「何を」するのか明確に
球団が一丸になって取り組み、現場がそれに応える...のがベスト。


強い相手の「力を削ぐ」のも、大事な戦略のひとつだと思います。
えぇ、そうです。「フェアじゃない...」と言う人も勿論、おります。
しかし、勝つ方法が有るのに、みすみす見逃す手はありません。


横綱が「はたき込み」などで勝つと「横綱らしくない」とか...、
「堂々とと受けてたて」など、批判されるのも日本文化でしょうか。
横綱だって、自分の生活守るため「勝ちたい」と思うのが自然...。


プロ野球でも、例え「興行」だとしても 試合をするわけですから、
お互いに「勝って」ファンに喜んで貰うのが仕事だと思ってます。
球団運営者だって、選手でも、ファンたちも...皆、勝ってくれる
ことが嬉しいのに決まってます。
参加することに意義が有るオリンピックだって、極力勝ってほしい。


しかし、現在の日本プロ野球界は...「戦力の均衡化」を主旨とし、
各球団が、勝手に強くならないよう『制御装置』をルール化して
おります。 メジャーでも、少し形は違いますが「戦力の均衡化」
は興行の大事な柱として実施してるようですが、選手を獲得する
自由競争主義は壊されてません。メジャーのドラフト制と日本の
ドラフト制とは内容において大きな点で異なっています。


それは「人権問題」です。メジャーではドラフトで指名する場合、
事前に交渉が認められています。代理人を立てる選手もいます。
史上最高額の契約金を獲得する新人もいます。事前に、拒否できる
システムです。契約金の高騰化...。当然、日本では対応できない。


従って、日本のドラフトではプロ側からの指名を拒否できません。
自分の行きたい球団があっても、事前に話し合いができずに...、
それこそ、強引に指名され...拒否すれば「浪人」です。
浪人しなけりゃならないのに、拒否する権利は残してある...と
主張してます。 そんなの「権利」じゃないですよね。


それで、入団して...一定期間活躍し、球団へ大貢献した選手なら
FA権を与えて、自由に他球団と折衝しても良い..というルールが
できたわけです。 しかし、ドラフトで強引に獲得した選手が
あたかも自分のところの選手として固定化され、まさか他球団へ
行きたいなど、微塵も思ってもみなかかった熱烈なファンたちは、
「誰が育ててやったと思ってるんだ、裏切者」とか、出て行く先の
球団を恨んだりと、狂気のように抑えがきかなくなってきます。


そこで、「人的補償」という、これまた日本文化的、交換の美学、
とでも言うのか、一人出したんだから、それに見合う選手をひとり
よこせ...」と言うことができるルールを作り出してきました。
これも、一部には「戦力の均衡化」の一つだ...ということらしい。


FAで一人獲得しても、折角ドラフト会議で必要と思って獲得した
これからの選手として育てようとする若い選手が奪われることは、
単純に、一人やったから一人くれっ、と言われたって... 何でぇ?
FA選手受入球団としては、とんだとばっちり...と困ってます。
必要だから獲得している「人的財産」から、それこそ強奪する様な
人的補償なんて、選手を人間とおもってない行為に思えます。
せめて、「移籍補償金」...とか、金銭での補償ならいいですけどね。


FAは「選手個人の権利」で、受け入れ先球団に責任を求めるのは
完全な筋違いだと思います。 丸選手が、巨人ではなく...ロッテ
とかメジャーだとか、今後、敵として戦わないチームならOK!と
言うのも何だかなぁ...と思いますよ。  少し、都合よすぎません?


とにかく、本人の意志・希望を無視して指名・獲得した選手だし、
10年近く一軍で活躍して、やっと手に入れた「権利」なので...
球団としても「モトは採れたし」...、それじゃ ご褒美なんだから
自分の子供の頃から好きだった球団へ行ってもいいんだよ...と、
なんでF(フリー)に出してやらないのだろうか、と不思議です。


よく、ファンの言葉として...、特に広島カープファンが多いけど
「まだ選手として一人前になるまで給料出して、コーチをつけて
教えてやって、やっとここまで育てた恩はどこ行ったのか...」と
もっともらしいことを言ってるけど...、そんなの「投資」として
どの球団もやってる当たり前のことじゃないですか...。


優秀な一流の選手は...「育てる」のではなく「育つ」んです。
どの球団にも、育つ選手は必ず何人かはいると思いますよ。
ダルビッシュも大谷も、日ハムじゃなかったら「育たなかった」
でしょうか...? 田中マー君も楽天じゃなかったら...? また、
菅野も巨人でよく育った? 否、本人の資質と努力だと思いますよ。
そりゃ...、人間として「謙虚さ」も 当然必要ですよね。だから、
言葉では、皆...「大変お世話になりました」って言うんですよ。


丸選手も広島が育てた...と言うけど、所属してただけで、努力
して開花したのは丸選手の器...だとは思いませんか? 素直に!


勿論、「孟母三遷の教え」もあり、環境の影響もあったでしょう。
「名将、名伯楽はいるはずだ」と言う人もいますね。
でも、それは「結果」だけ...。名将でも勝てない年があったり、
また名伯楽であっても育たない選手がいたりもします。


一般企業でも同じです。いい上司がいるからいい部下がいるのか、
いい部下がいるから いい上司になれるのか...よくある話です。


ドラフト会議での指名...。 上位、下位指名の関係なく、新人の
素材は「入団してみないと分からない」という、『運・ツキ』の
部分が大きいので、このドラフト会議制なら「戦力の均衡化」が
できる...というのは、間違いです。 宝くじの様なものです。


現在の、広島カープの「戦力」...セ・リーグでは断トツですね。
少しも「均衡化」されてないじゃないですか...。 育成が上手と
言ってますが、いい素材の選手が「運良く」ドラフトで獲得され
てるだけ...とも言い換えられますよ。菊池選手なんかも入団した
当時はポロポロ・エラーばっかり、大丈夫か...と言ってたのが、
今じゃ球界を代表する名二塁手です。 広島だったから育ったと
カープファンは言うのでしょうね。 私は菊池選手の資質と努力を
買います。かなりの練習量だったんでしょうね。


今回、丸がFAで外に出たことにより少しは「戦力の均衡化」が
できたのかなぁ...と思ったりもします。それでもまだ強いですね。
広島カープ、リーグ4連覇と日本一を目指しているんですね...。
ひとつの...限られたチームだけが勝っているのは面白くない...と
言われて、できたのが「ドラフト制度」ってのが、おかしいね。


ということで...、今日は日本プロ野球界の「閉ざされた社会」と
いう部分にメスを当て、少し切り開いてみました。
長くなりましたね...。 そう、問題が問題なので...。


まだ、ポスティングだとか、選手会(組合?)など...不思議な
取り決めが多いNPB(日本プロ野球機構)の話が残ってますが、
また、別の機会にでも...。 それでは、また明日...。